先日、ご依頼を頂いた、敷金返還請求訴訟が
無事、解決となりました。
ここでは、依頼者の方の個人情報等を特定できないようにして、
内容をご説明いたします。
本件は、20年近く賃貸していた部屋を退去した後、
1年近くも、敷金が返還されなかった事例です。
依頼者の方は、家賃の4か月分を、敷金として
支払っておられましたが、
家主は、退去に立ち会ったきり、
本人や、仲介業者からの問い合わせにも
全く応対しませんでした。
依頼者の方は、ご自身で、
家主に対し、
内容証明・配達証明郵便を送付して、
敷金の返還を請求しましたが、
全く応答がありませんでした。
そこで、当事務所にご依頼がありました。
当事務所では、ご相談内容をお聞きし、
話し合いでの解決は不可能と判断し、
早期に訴訟を起こしました。
本件では、必要な証拠である
以下の書類を
依頼者の方が保管されておられましたので、
勝訴の確率は、かなり高いだろう
と考えておりました。
・賃貸借契約書
・契約時に支払ったお金の内訳書
・敷金等の領収書
・家賃振込の通帳
その結果、
訴訟提起の2週間後に、
家主から、依頼者の方に連絡があり、
敷金を返還するから、
裁判を取り下げてほしいと
和解の提案がありました。
裁判所から、訴状が届き、
依頼者の方が
本気であることが、伝わったのでしょう。
ご依頼から、約2か月でのスピード解決となり、
依頼者の方にもご満足頂くことができました。
以上、長文をお読み頂き、ありがとうございました!
大津法務コンサルティング
司法書士 横田 聡