1、定額小為替とは
現金を郵送したいときに使います。
定額小為替証書は、郵便局の窓口で買います。
1,000円や750円、450円、300円のものなどがあります。
購入時には、1枚あたり、100円の発行手数料がかかります。
2、どんな時に使うの?
司法書士事務所では、郵送で、戸籍謄本や住民票などを取得する際に使います。
当事務所では、相続手続きをご依頼頂いた際、依頼者の方に代わって、
亡くなられた方の出生から死亡までの戸籍謄本などを取得しますので、
その際に使用しています。
窓口へ行けば、現金で支払うことが出来ますが、
本籍が他府県の場合などは郵送で請求します。
その際、現金を郵送することはできないため、定額小為替を同封します。
3、所感
今のところ、市役所は、銀行振込での支払いには対応していないため、
郵送で戸籍等を請求する場合は、定額小為替を使う必要があります。
しかしながら、受け取る側の市役所においても、
郵便局へ行き、現金に交換する必要があるため、
将来、仮想通貨等の新たな金融技術により、
より容易な決済手段が確立されれば、
定額小為替を使うこともなくなる日が来るのかもしれません。
司法書士大津法務コンサルティング
代表・司法書士 横田 聡